ノートパソコンNEC LM5008DのCPU交換

 基盤交換してLM5008Dになった私のノートパソコンですが、普段の使用には全く問題ないもののYouTubeなどで高画質の動画を再生をしていると、CPU使用率が 100%近くになってしまい、かなりのコマ落ちが発生します。

 最近の動画サイトの画質向上は、すばらしい進歩だと思いますが、Pentium M1.5GHzだとかなり負担が大きいようです。べつに動画サイトは、別のパソコンで見ればいいだけの話ですが、せっかくここまで改造したのだからもう少し遊んでみたいと思い、禁断のCPU交換をすることにしました。(^^

 ということで、この機種で交換できるCPUですが、マザーボードのCPUソケットはSocket479となっており、CPUの取り外しが可能なので、仕様的にBaniasコアPentium Mシリーズなら高い確率で交換できると思われます。ただ、せっかく交換するならもう一世代設計の新しい90nmプロセスで製造されているDothanコアを載せてみたいと思い、ネットで色々情報収集してみたのですが、全く情報がありません

 さすが、マイナー機種! この機種でそんなことまでして使っている人はいないようです。(^^;

 それでもLM5002Dとかで、DothanコアPentium M755を載せているという話は何件かは出てきたのですが、年式が2年以上古い機種ですし、基盤の設計が異なるので、あまり参考になりません。ただ、マザーボードに採用されているチップセットは同じようなので、可能性は0ではないようです。しかし、メーカー製のノートパソコンの場合、CPU交換はかなりのバクチで、BIOSが正しく認識してくれるかどうかにすべてが掛かっています。それに、たとえ認識したとしても、CPUクロックが上がると発熱量が増えるので、冷却周りがついてくるかどうかという問題もあります。

 ということで不安要素しかないのですが「ここは一つ人柱になってやる」と覚悟を決めて、DothanコアPentium Mを中古で探してみたところ、PentiumM 735(1.70GHz)が送料込み 1,899 円で販売されているのを発見!

 古いCPUなのでさすがに安い! CPUクロックは1.5→1.7Ghzなので、15%ぐらいしか早くならないのですが、そもそも載せ替えできるのかどうかも分からなかったのでダメもとで購入しました。ちなみに、マザーボードが対応するFSBが400MHzなので、533MHz版のDothanコアには対応していません。

 IMG_1888

 (↑写真)CPUを交換するために、本体を分解したところです。CPUクーラーを取り外してCPUを入れ替えるだけなので、作業自体は簡単です。元通り組み上げて、期待に胸を膨らませて、電源スイッチを入れたところ全く反応しません

 「どういうことだ、せめてBIOS画面ぐらいは出ないとおかしいのではないか」「それともやはり無理だったのか・・・」しかし、この中古のCPU自体が不良品のような気も・・・。

 色々悩んだのですが、不良品で購入先に問い合わせるにしても、元々無理な組み合わせで試しているので文句を言いづらい状況・・・。悩んだ末、最後にもう一回だけ試してみようと思い、別のショップで新たに中古のCPUを購入しました。で、どうせ購入するなら、できるだけ性能の良いものをということで、今度はPentium M755(2.0GHz)にしました。

 で、先ほどの同じ手順でCPUを交換して、スイッチON! 今度は無事BIOS画面が表示さることに。「やった!僕は勝ったぞ!」と喜んだのもつかの間、Windowsの起動がやけに遅い気が・・・。(汗

 システムの画面で確認すると、CPUの名前自体は正常に表示されているものの、動作クロックが600MHzで固定されています。

 cpu_system

 Pentium Mの場合、省電力の関係で可変クロックになっているので、600Mhz自体が悪いわけではないのでが、問題はBIOSが正常に認識していないようで、最低動作クロックからクロックが上がりません。BIOSの設定画面も確認してみたのですが、intel speed stepの項目自体が消えてしまっています。(;;

 普通は、BIOS側でCPUの負荷状況に応じて、動作クロックを制御するのですが、BIOSでCPUが正常に認識していない為、ずっと最低動作クロックで固定のままになっています。こうなると、OS側でクロックを制御できるソフトが必要になってくるのですが、ここからが大変でした。CPUの動作クロックを制御できるソフトは色々ありますが、問題はマザーボードとの相性で、なかなか正常に動作するソフトが見つかりませんでした。色々探してようやく見つけたのが、RightMark CPU Clock Utility (RMClock)というフリーソフトです。

 このソフト、なかなかよくできていて、CPUの負荷状況に応じてクロックや電圧を細かく制御できます。(↓写真)

RightMark-CPU_set

 こんな感じで、AC電源やバッテリーなど動作状況に応じて細かく設定できます。起動時にこのソフトを常駐させることで、CPUクロックが制御できるようになります。ただし、あたりまえの話ですが、ソフトが起動するまでは、600MHzで固定されてしまうので、起動時間は34秒→55秒と以前より遅くなりました。まぁこれは嘆いてもしかたないのですが、普段の動作は確実に速くなりました。

 

HDB_LL5008D_2Ghz

 (↑写真)前回同様、HDBENCHでベンチマークを取ってみたのですが、整数演算などは以前に比べて2倍近い伸びとなっています。Pentium M755(2.0GHz)の場合、Pentium4換算で、3.0GHz相当なのですが、思ったよりもベンチマークの数字は伸びました。以前に比べ、CPUの2次キャッシュメモリーの容量が二倍になっているので、この辺の違いも影響しているのかもしれません。心配していた発熱の問題も、特に問題ないようで普段の最低動作クロックが下がった分、熱的にかなり余裕があるようです。

 というわけで、ほとんど元の部品が残っていない、ノートパソコン(元PC-LM3006A)ですが、せっかくここまで改造したので、マイクロソフトのサポート終了後もネット以外でしばらく使おうかと考えています。


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