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■モンキーの盗難対策について

 去年9月のモンキー盗難事件から、早いもので半年以上が経過しました。当初は気持ちの整理が
付かないこともあり、こうして記事にするのは迷っていたのですが、見直し後の盗難対策についても、
効果が確認できましたので、まとめて書きたいと思います。

 盗難対策は、皆さん苦労されていることですが、実際に自分の身に降りかかってくると、自分の考えが
甘かったところもあったと反省するところです。今回の盗難の被害に遭って、まず考えたのが
「相手が盗むつもりならどうするのか」そして「何を嫌がるのか」これがポイントだと思います。

 まずは去年9月の盗難事件の状況から振り返って書きますと、9月12日の深夜、翌日のツーリングに
向けて準備を整えていた車体を狙われました。私の防犯対策は、防犯チェーンとバイクカバーが中心で
警報機も付いていたのですが、以前故障したまま放置していました。結局翌日は天候不純のため
ツーリングは中止となったのですが、あまりにタイミングが良すぎる状況から推測するに、ピンポイントで
狙われたような気がします。

 実は、以前からバイクの現金買い取りの車がよく出入りしていたのですが、ネットで公開している
車体ですし、私のモンキーがここにあることが、知られていたのかもしれません。その辺のこともあって、
本音では盗難対策を公開したくないのですが、皆さまには、私と同じ目に遭って欲しくないという思いで
記事にしました。

 盗難対策について考えるには、まずどのような盗難の手口があるかを知っておかないといけません。
一般的に防犯用チェーンをワイヤーカッターで切断して、車体を丸ごと持って行いくというパターンが
多いと思います。特にモンキーのような小型の車体の場合、二人いれば楽々運ぶことができます。

 ということで皆、ガレージや室内保管を考えるわけですが、私のようなアパート住まいだと、それも
簡単ではありません。ですので野外保管を前提と考えた場合どうすればいいのか?
ハッキリ言って完璧な盗難対策はないと思います。しかし、ツボを抑えて対策することで、盗難の対象から
外されやすくはできます。

 よく大抵の防犯チェーンは、時間稼ぎにしかならないと言われますが、まず知っておいて欲しいことに
ホームセンターでよく売られているワイヤータイプの商品は、プロの手に掛かれば時間稼ぎにも
なりません。ほんの数秒で切断されて終わりです。ネットで少し検索すれば出てくると思いますが
10万円以下で、高性能なワイヤーカッターが、簡単に手に入ります。

 たとえば、 Rennsteig社のRS-038Cなどは、実売5万円以下で販売されており、切断可能ケーブル
の外径が38mmです。よくホームセンターなどで見かけるワイヤーロックだと、一番太いタイプで
27mmぐらいなので、このケーブルカッターの前では、全くの無力ということになります。

 ワイヤータイプの防犯ロックは、取り回しが簡単、重量が軽いなどのメリットはありますが
肝心の防犯性に関しては、お世辞にも高いとは言えません。素人相手にしか効果は期待できない
と思います。

 それと、盗難対策を考える上で重要なのが「どのような防犯対策がプロに嫌われるのか」です。
基本的な考え方として「いかに盗難の証拠を残させるか」これがポイントになると思います。私自身
実際に盗難の被害に遭うまで知らなかったのですが、綺麗さっぱり跡形もなく持っていかれると、警察は
鑑識を呼んでまでの調査はしてくれません。

 切断されたケーブルの切れ端やバイクカバーなど、何か証拠となるものを残していないと調査の対象にも
なりません。私の場合、近くの自転車を動かした形跡があったので、指紋や足跡が残っていた可能性も
あったのですが、警察は何もしてくれませんでした。被害者としては、まったく腹立たしい限りですが
警察としては、虚偽申告の疑いも持っているわけです。

 究極の対策は防犯カメラを取り付けて、常時撮影することだと思いますが、持ち家ならまだしも
アパートなど借家の場合は簡単ではありません。ですので、アパート住まいの私が現在実施している対策を
公開させていただきます。

 まず防犯アラームをどうするのか、モンキーのような小型の車体の場合、電源取れる場所が限られます。
普通はバッテリー周辺から電源を取るこになるので、サイドカバーを外して配線を切られたら、それで
終わりです。防犯アラームによっては、補助バッテリーを内蔵しており電源供給が切れた場合は、警告音を
鳴らす製品もありますが、バッテリー上がりを起こしたときのことを考えると不安が残ります。

 それに以前この手のタイプを使っていたのですが、単気筒ならではの振動の影響で故障してしまい
ました。防犯アラームは無いよりはあった方がいいですが、必要最低限の機能を備え、壊れにくい
ものが一番です。この辺のことを色々考慮した結果、今回はデイトナが販売するアラームを取り付けて
みました。

 
 デイトナ 盗難防止アラーム DGBOXLITE 定価 18,375円(税込)

 この製品の特徴ですが、防水仕様となっており、サイズはこの手の製品の中では、かなりコンパクトです。
センサーは、傾斜センサーが付いているだけで、振動センサーなどは付いていません。他社で振動
センサーが付いた商品もありますが、バイクカバーを掛けることを前提とした場合、風による誤作動の
可能性もあるので、シンプルな製品を選びました。

 それでこのアラームの設置場所ですが、モンキーのような小さな車体だと、シート下か、サイドカバーの中
ぐらいしかスペースがありません。以前のモンキーは、サイドカバーの中に取り付けていたのですが
振動で故障してしまったので、今回は、シート下に取り付けることにしました。

 

 (↑写真)シートを取り外したところです。このままでは、アラームを固定できないのでフレームの隙間に
挟み込むような形で、アルミの板を曲げてステーを作成しました。

 

 (↑写真)ステーを取り付けたところです、リヤフェンダーの取り付けボルトに挟み込む形でステーを
固定しています。この上にアラームを取り付けると、このようになります。(↓写真)

 

 電源はバッテリーのコネクターから分岐させる形で取っています。距離的に近いので配線は簡単ですが
この方法だと、配線を切断されて解除される恐れもあります。できるだけ配線は切断しにくい位置に
設置して、バッテリーを固定するサイドカバーはネジ止めにするぐらいの対策がいいのですが
一つ問題があって、このアラームを取り付けると、約3週間でバッテリーが上がります。(;;

 毎日通勤の足として乗っていればいいのですが、私のように週末の時間のあるときだけ乗るような
使い方だと、充電が追いつきません。2週間に一度はバッテリーを取り外しての、充電が必要となるので
サイドカバーをネジ止めしてしまうと、後が大変になります。幸いアラームをセットした状態でカバーを外すと
警報が鳴るようなので、この部分の対策については、いずれ考えます。

 防犯アラームは何かあったときの保険ですので、作動しないに越したことはありません。今回の
盗難対策も、基本は車体を何かで固定することになります。前回の盗難では、ワイヤーを切断
されて持っていかれたので、今度は簡単に切断されないものをと思い色々探したのですが、調べるほど
ワイヤータイプのものでは、防犯対策にならないという事実を認めなければならない結果となりました。

 こうなるとチェーンタイプかブロックタイプかの2択しかないということになるのですが、どのメーカーの
製品を選んでも高いんですよね。色々悩んだのですが、どうせなら良いものをと思い、まともなものを
購入しました。

 
 KITACO ロボットアームロック(HD-8)1880mm 定価 75,600円(税込)

 最強と名高いキタコのロボットアームタイプです。正直シャレにならにような金額なのですが、まぁ手塩に
掛けた車体を盗難の被害から守ってくれると思えば、安いものです。

 ちなみに、この商品の紹介文では、「従来のアームロックを多関節化することで、これまで以上の
使いやすさと、持ち運び可能なコンパクトモデルです」
などと書かれていますが、
ハッキリ言いましてです。(^^

 総重量8.5kgですから、鉄アレーみたいなものです、もし足に落としたら骨折は確実。いくら多関節化を
しているとはいえ、取り回しは大変です。

 

 (↑写真)カバーを取り外したところです。構造を見れば分かりますが、ワイヤーカッターでの切断は
まず無理です。こいつを切るためには、サンダーなどの電動工具が必要です。真夜中に電動工具で
ガンガンやるのは、さすがにリスクが高いので切断される心配はまずないと思います。

 ただし問題なのは、このアームロックを使って、どうやってモンキーを固定するのかです。固定先は
駐輪場の屋根を支える柱を使う予定だったのですが、アームが太すぎてバイクカバーに付いている
穴に通りません。理想はフレームを通して固定するのが一番ですが、さすがにそれにはアームの
長さが足りません。仕方ないので、色々考えた結果、フロントサスの間を通す形で固定することに
しました。いかついケーブルだけに、なんだかモンキーが可哀想に見えますが・・・。(^^;

  これに追加でバイクカバーを被せ、さらにカバーをめくれないように固定する為、ワイヤータイプの
防犯ケーブルを用意しました。

 
 GODZILLA Steel Link Lock25 太さ25mm、長さ1000mm 定価6,000(税込)

 ホームセンターなどで手に入る防犯用のケーブルとしては、一番しっかりした部類のメーカーです。
メーカーのラインナップでは、太さ27mmの製品もあるのですが、ノーマルモンキーのホイールの穴に
通らないので断念しました。この製品は太さ25mmですが、これでもギリギリです。保護カバーを付けると
穴に通らないので、取り外して使っています。プロの手に掛かれば、簡単に切断されてしまうので
しょうが、時間稼ぎぐらいにはなります。それに素人相手には、十分この効果がありますので、何も
しないよりはいいと思います。

 以上により(前・後)輪ワイヤー計2本+バイクカバー+アームロック+ハンドルロック+防犯アラーム
という防犯対策となるわけですが、ここまですると自分が乗るのも一苦労です。(^^;
しかしプロは時間が掛かりすぎるのは、嫌いますので、これでずいぶん違うと思います。実際に
あれだけ、うるさかったバイク現金買い取りの業者がピッタと来なくなりました。どうもあの業者が
怪しいのですが・・・。

 毎日通勤で使われている方には、お勧めできない方法ですが、私の対策が少しでも皆さまの参考に
なれば幸いです。



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