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■二代目モンキーの製作(その後)

 前回、二代目モンキーの製作の話を書いてから、はや丸4ヶ月。「その後、一体どうなったんだ?」と
思われた方も多いことでしょう。ええ、私も一体どうなるんだと思っていました。(^^;
毎年この時期は仕事が忙しくなるのですが、今年は例年にない仕事量に追われ、睡眠時間を優先した
結果、何もできない状態に・・・。ようやく仕事が少し落ち着いてきたので、たまっていたネタを書いて
いきましょう 。

 え〜と、以前の更新では、エンジン周りの話を書いたので、その続きからですね。エンジンをフレームへ
積む前に、目立つサビは落としてしまおうということで、特に気になるリアキャリアなどを磨いてみました。

 
 元の状態(↑写真)

 
 磨いた後(↑写真)

 かなり元の状態が悪かったので、CRCとぺーバーの合わせ技で磨きました。この方法だと多少
メッキ面に傷が入ってしまうのですが、作業効率を重視しています。上記の写真では一部にサビが
残ったままになっていますが、この部分はサビが深く、メッキの下まで浸食していたので諦めました。
とりあえず離れて見る分には、気にならないぐらいまで磨いています。このほかにもハンドル周りや
ブレーキペダルなど、 細々したパーツを磨きました。新品同様とはいきませんが、まずまず納得
できる状態までは仕上げています。

 この後、フレームにエンジンを積み、キャブ(PE20)に合わせて純正スロットルから手持ちで余っていた
武川のハイスロットルへ交換しました。ちなみにこのハイスロットルですが、取り付けるには、純正の
ブレーキレバーを交換する必要があります。ノーマルの雰囲気を維持することを考えると、あまり交換
したくないのですが、乗りやすさを重視した選択です。

 
 キタコ 右ショートレバー&ホルダーSET 定価 2,100円(税込)

 今回交換の為に用意した、キタコのブレーキレバーです。ロングタイプもあるのですが、握ったときの
手応えが甘くなるのが好きじゃないんですよね。それに左右のバランスを考えると、右側だけ交換する
わけにもいかないのでショートタイプを選びました。

 注意点として、このブレーキレバーに交換すると、ワイヤー固定部分の形状が変わってしまうので
ブレーキワイヤーも合わせて変更する必要があります。元のケーブルを加工して取り付ける方法も
ありますが、面倒なので同じくキタコ製のケーブルを購入しました。

 
 キタコ フロントブレーキケーブル(906-1013001) 定価 1,890円(税込)

 ちなみにこのケーブル、パッケージにはSTDサイズと書いてあるのに、取り付けると相当長くなります。
純正ケーブルが730mmに対して、このケーブルが805mm65mm長いです。
「たかが6cmちょっとの違い」とも言えますが、見た目に左右のバランスがかなり崩れるので
あまり良い気分ではないです。 これでSTDサイズというのは、ちょっと納得できないですね。
キタコにはもう少し考えて欲しいです。

 それと、今回私が選んだマフラーですが、以前、宙太さんに試乗させて頂いたモンキーに装着
されていた、デイトナ OUTEX UPマフラーの出来が良かったので、同じものにしました。コシヒカリさんも
高評価をされているマフラーですが、アップタイプのマフラーとしては消音や排気効率のバランスが
かなりいいです。

 
 DAYTONA OUTEX UPマフラー アルミサイレンサー 定価 35,700円(税込)

 排気口側から撮影したところです。(↓写真)

 

 今までの経験上、ストレート構造でないマフラーは、セッティングに苦労する場合が多いのですが
このマフラーにはそれがありません。ちなみにこのマフラー、デイトナ製のように思われますが
実際の製造はOUTEXが行っています。デイトナの影に隠れて可哀想ですので、OUTEXを応援して
あげてください。(^^

 実際の取り付け後の感想については、後で書きます。

 キャブセッティングは、OUTEXのマフラー取り扱い説明書にPE20のセッティング目安が
書かれていたので、これに従います。88ccでノーマルヘッドの場合、MJ 80〜85番が基準になる
とのことなので、まずは85番にセットしました。社外ヘッドの場合でMJ 78〜80番と少し薄めの
セッティングになるようです。この辺は、VM26と同じような傾向ですね。

 それとボアアップしてエンジンの出力が上がっているので、合わせてチェーンも交換します。(↓写真)

 
 RK 420MS(100Lチェーン) 定価 1,890円(税込)

 今回はスイングアームの交換を行っていないこともあり、今後交換する可能性が高いので、必要最低限の
チェーンを選びました。今度買い換える時には、もう少し良いグレードにすると思います。
ギヤ比は、F16×R28を選択。1万回転回って90km/hちょっとの設定になります。デイトナの2枚板の
クラッチは、減速比がノーマルと同じなので、ギヤ比的にはちょっと苦しいですね。理想はもう少し
最高速よりに設定した方がいいのですが、手持ちのギヤがなかったので、しばらくこれで乗ってみます。

 あとはシートを取り付ければ、とりあえず走れる状態になるのですが、ノーマルのシートだと
ニーグリップをしづらいという問題があります。乗り心地や足の余裕のことを考えると、ノーマルシートの
ポジションは捨てがたいのですが、ある程度速度を出す場合、ニーグリップできないと不安が
あります。ということで、あまり派手なシートは避けて、シートに厚みのあるものをネットで色々検索して
みたところ、某社のシートがよさそうだったので購入してみました。

 で、届いた商品を取り付けたのがコレです。(↓写真)

 

 「なんだコレは!」ネットで見た写真と現物の形状が全く違います。
ちなみにネット上では、こんな写真です。(↓写真)

 

 写真と現物の出来が違うことは、よくあることですが、コレは明らかに別の商品でしょう。そして
なによりカッコ悪い。一体どういうことかと、写真を付けてメーカーに問い合わせてみたところ
「試作品と量産品の形状が変わりました。最新カタログの写真が正しい商品です」とのステキなご回答。

 確かに最新のカタログを確認すると写真は変更されています。しかし、私が持っている2007年のカタログ
には、ネットと同じ写真が使われています。というかメーカーのサイトに掲載されている写真も古いものが
使われている箇所がありますし、通販サイトで正しい写真を掲載しているサイトなど一つもありません。

 私も商品の仕入れの仕事をしているので、カタログと実際の商品の形状が異なってしまうようなことは
よく聞く話ですが、これだけ長年放置しているパターンも珍しいです。こういう場合、一度廃番にして
品番を変えて再販するものですが、よくまぁこれだけ放置したものだと・・・。

  「そりゃダメでしょう」とメーカーには、ダメ元でクレームのメールを入れつつ、代わりの商品を
探していたところ。

 メーカーより、「ご迷惑をお掛けしました。同等品を新規で作ります」とのすごい返答が(驚

 いや正直この対応は、予想していませんでした。クレーム対応としては、大したものです。
商品も一度廃番にするとのことで、今後こういうことは無くして欲しいです。

 で、2〜3日後、早速シートが仕上がったとのことで、現物確認の写真がメールで届きました。

 

 ・・・・・。う〜ん、努力は認めますが、なんとも表現できない微妙なシートが完成しました。
コレが同等品と言えるのかと・・・。そして、なによりカッコ悪いでしょう。全体的に違うよねやっぱり。
製作依頼をしている工場のレベルもあるのでしょうが、どうやらワンオフ品って難しいようです。

 メーカーには「似ているけど異なる商品で、今一つと言わざる得ないです。ダメならこれで諦めます」
と、不満点と合わせて返信したところ、「もう一度修正します」との返信。こうなりゃ、むこうも意地ですね。
正直悪いなとも思いましたが、だって違うんだもん。そして、最終仕上げをされて、届いたシートが
コレです。(↓写真)

 

 サイドの仕上げなど細かい違いはありますが、見た目にも、これなら十分納得できます。
たかがシートされどシートで、こだわった結果ワンオフ品になったわけですが、よかったような悪かった
ような、正直疲れました。この時点で2〜3週間経過しています。なかなか作業時間が取れない私には
大きなロスです。

 今回のシート選びでこだわったのは、クッションの厚みとタンクとの隙間です。シートがタンクと完全に
接触しているような社外品のシートを見ますが、あのタイプは、長時間使っていると、タンクの塗装が
削れてボロボロになります。これを避けるには保護シートを張る必要があるわけですが、微妙に
隙間からはみ出ますし、タンクと一体型のデザインってノーマルの雰囲気とちょっと違う気がします。

 そんなこんなで、色々苦労しましたが、これでようやく走れる状態になりました。後はセッティングの
為にも、タコメーターが欲しかったので、武川のタコメーターを購入しました。

 
 武川 12Vバッテリー電源専用ミディアムDNタコメーター 定価 13,125円(税込)

 このタコメーターには、油温計の機能も付いているので、設置場所もとらず一石二鳥の商品です。
巷では結構よく売れているそうです。油温計をクランクケースに取付する場合には、アダプターも必要に
なるので、合わせて購入しました。最初は、ハンドルに取り付けようと思っていたのですが、なんと!
この商品には、ハンドル取り付け用のクランプが付属していません。武川のカタログを見ると
別売になっています。昔のタコメーターには付属していたので、今回も付いているものと思っていました。
現行品には、一枚のステーしか付属していません。

 それで、どうやって取り付けるか悩んだのですが、ハンドルを折りたたむことを考えると、どこにでも
取り付けるわけにはいきません。悩んだ末、ハンドル右側のトップブリッジの横にサスの取り付けボルトが
あるので、ここに挟み込む形で取り付けることにしました。(↓写真)

 

 本当は、もう少し左にタコメーターを回した状態で取り付けたかったのですが、時間がないのでとりあえず
これで使ってみます。その他細かいパーツを取り付けてようやく完成です。

 
 クリックすると拡大(↑写真)

 去年9月のモンキー盗難から4ヶ月以上経って、やっと走れる状態になりました。今回一から車体を
組み直したので、細かい調整をしながら慣らしも兼ねて近所をグルグル回ってみたのですが、心配して
いた6V+12Vの混合ミッションも問題なく動作したので、正直ホッとしました。

 ということで、取り付けたパーツのインプレッションを書いていきましょう。まずエンジンから、今回初めて
武川のSステージを組んだのですが、なかなかトルクのあるエンジンになりました。変な谷もほとんどなく
7,000回転ぐらまでの加速は、以前の96ccと遜色がありません。8000回転を超えると急激にトルクが
落ちてくるのですが、これはノーマルヘッドである以上しかたないですね。MJ 85番だと高回転が濃いようで
少しMJを絞ってみたのですが、78番まで絞ったところ、少し残っていた谷も落ち着きました。

 しかしメーカー製のキットは優秀ですね。正直あっけなくセッティングが決まってしまったので
今まで散々キャブで苦労してきた人間としては、少々寂しいものがあります。(^^;

 それとノーマルの足回りで60km以上出すのは恐いと思っていたのですが、意外と普通に走れます。
もっとウイリーマシンになるかと思っていたのですが、真っ直ぐ走るだけなら全く問題がありません。
これは、6V+12Vの混合ミッションのおかげもあると思いますが、発進はなかなかスムーズです。
この混合ミッションはお勧めですね。想像以上に良いです。

 あと昔はもっと乗りにくかったような記憶があるのですが、あらためてノーマルの足回りに乗ってみると
その完成度に驚きます。まぁヘッドごと交換した場合は、また話も違ってくるのかもしれませんが
ライトボアアップぐらいなら、ノーマルのスイングアームでも十分走れます。年を重ねたことで私自身の
考え方が変わったところもあるのでしょうが、原点に戻ってみると新たな発見もあります。

 だたし、ブレーキは本当に効かないです。これは今でも変わらずですね。(^^
以前のディスクブレーキの感覚に慣れた者には、このブレーキは恐いです。60〜30km/hぐらいまでの
制動はいいのですが、30km/hから先の急制動が全くダメです。30km/h以下だとタイヤがロックする
寸前まで追い込めるので、ブレーキの効きの悪さがよく分かります。ノーマルのブレーキでは
かなり強く握ってもタイヤがロックするところまで追い込めません。何かあったときのことを考えると
恐いです。個人的にはスイングアームを交換するより、ブレーキを先になんとかしたいところ。
ブレーキアームをロングタイプに交換したりブレーキシューを交換する方法もありますが、やはり
ディスクブレーキが欲しいです。でもまともなメーカーだと値段が高いんですよねぇ。ミニモトとか
ちょっと心惹かれるものが・・・。(^^

 それと、武川のタコメーターですが、なかなか気持ちの良い針の動きをします。個人的には16,000回転
まで目盛はいらないので、もう少し目盛を大きくして欲しいという不満はありますが、油温計も付いて
いることを考えると、良いコストパフォーマンスだと思います。そして、照明は非常に明るいです。
これが付いていると、ノーマルのスピードメーターの照明がすごく暗く感じます。(^^

 あと、DAYTONA OUTEX UPマフラーですが、構造上どうしても横に飛び出すので、キックが蹴りにくく
なります。しかし、その消音や排圧特性はすばらしいの一言。参考として毎度おなじみの騒音チェック
をしてみました。

 
 MAX 74.7dB

 (↑写真)アイドリング状態ので、測定したものがコレです。以前のヨシムラだとアイドリングで80dBを
超えていたので、なかなか静かです。騒音計の場合、対数表示なので、5dBの違いは大きいです。
これなら夜中エンジンを掛けても、周りの目を気にする必要はありません。それに高回転の消音も
十分期待できます。

 
 MAX 89.0dB

 そして5500回転まで回して測定した結果はこちらです。このエンジンの場合、最高出力発生回転数は
8,000回転ぐらいだと思うので、法律上は4,000回転で測定していいのですが、それでは比較にならないので
前回の測定と同じ回転数まで回してみました。こちらもヨシムラと比較して5dB以上低い数字がでました。
これだけ消音していても、中間域に変な谷が出ないのは大したものです。高回転まで回したときの
ヨシムラのような官能的な音は期待できませんが、現在アップタイプのマフラーでは、消音も考えれば
これ以上の選択はないように思います。

 とまぁ長々と書きましたが、やっと発表することができました。実はこれでもまだ書けていないことが
沢山あります。特に盗難対策はかなりこだわったので、これについては後日じっくり書きます。

  ではまた次回で。



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