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■ケーヒンPWK28Mの装着

 今までVM26を使って色々とセッティングを試してきたのですが、このキャブは私のエンジンとの
相性がよくないらしく、どうしても中間に変な谷が出来てしまいます。よくVM26は幅があるので
セッティングを出しやすいキャブと言われますが、言い換えればセッティングの甘いキャブでも
あります。

 販売されてるセッティングパーツが少ない上に、ジェット類のそれぞれの影響範囲かなり重なっているので、細かい調整を受け付けてくれません。

 今まではニードルクリップの間にワッシャーを入れて無理矢理ニードルの高さを調整していのたですが、走行中の振動でワッシャーがずれ、急に不調になることがありました。いつ不調になるか分からないでは安心して乗れないので、思い切ってキャブを交換することにしました。

 新しいキャブを選ぶにあたり、扱い易いように口径をもっと小さくしようかとも考えたのですが
どうせなら完璧を目指したいのでセッティングパーツが豊富なPWK28Mを選択しました。

 私の96ccのエンジンに合わせるにはちょっと大きすぎる気もしますが、「セッティングパーツの
豊富さでカバーできないかなぁ」と・・・。まあ一体どうなるでしょうね。(^^;

 しかし今まで使ってきたキャブを思い出すと、PB18、PC20、PE24、VM26とキャブ交換をするたびに
確実に口径が大きくなっていますね。周りを見渡しても、PWK28Mを選んでいる方はけっこう多い
ですし、 けっきょく行き着くところは皆ここなのでしょう。(笑

 
 キタコ ビッグキャブレターKIT 京浜PWK28M 定価 29,400円(税込)

 というわけで早速購入です。PWK28Mは各社色々なメーカーから販売されていますが、私はキタコの
キットを選びました。本当はVM26のマニホールドを持っていれば 、インシュレーターの交換だけで
装着できるそうですが、いい加減右出しキャブの不便さに嫌気がしていたので左出しに変更しました。

 ハイスロットルは今使っている武川の製品を使ってもよかったのですが、ついでに交換します。
しかし現物を見るとキタコはなんとなく貧相に見えますね。形状的には武川の方が好みです。
しばらく使ってみて飽きたら元に戻すかもしれません。

 
 武川 エアフィルター/テーパー 49mm 定価 2,625円(税込)

 あとエアフィルターが今まで使っていたものでは口径が合わないので、これも交換します。
本当はもうちょっとこだわって色々探そうかとも思ったのですが、時間がなかったので
今回はとりあえずの選択です。

 

 最初にキャブを箱から取り出すと、まず目に付くのがキャブではなく上の用紙です。
キタコらしいと言えばそうなのですが、「このキャブを使って公道を走行しないでください」と
誓約書が入っていました。う〜ん、まあメーカーとして責任を持てないのはわかるのですが
ここまですることはないですよねぇ。

 

 それはさておき、キャブを手に持ってみるとさすがに大きいですね。VM26よりひとまわりは大きい
ように思います。特にフロートチャンバーの容量はすごいものがあります。

 

 せっかくなので取り付ける前に色々分解してみます。まずはフロートチャンバーを取り外したところです。
キャブの中心についているのがメインジェットで、そのすぐ下がスロージェットになります。
初期出荷時はメインジェットに135番が付いていているので、さすがにそのままでは大きすぎます。
PWK28Mに関してはMAOさんのHPが詳しいので、それを参考に108番に組み替えました。

 

 それと低速域ではこの赤い○の部分からガソリンを吸っているのですが、PWK28は穴の位置が悪く
アイドリングが安定しないという話しを聞いたことがあり、このキャブも穴の位置を変更した方が
いいのかと思っていたのですが、どうも最初から対策されているようです。やはりPWK28も少しずつ
改良されているようです。

 あと、これだけメインとスロー接近しているのだから、フロートチャンバー底のボルトを外せば、
底からスロージェットが交換できるのではないかと思ったのですが、さすがにそれは無理のようです。
(↓写真)

 

 こんな感じでフロートチャンバーを付けると、スロージェットが半分だけしか見えません。どうせなら
ここから交換できると便利なのですが、まあしかたないですね。ちなみにフロートチャンバーを固定する
ボルトですが、対角線上に2本だけで固定されています。これは楽でいいことだと思うのですが
このフロートチャンバーの形状に問題があって、一度取り外すと簡単には元に戻りません。(↓写真)

 

 一度外したのだから簡単に元に戻るように思うのですが、取り付けできる角度が決まっていて
上の写真の角度以外からは取り付けできません。どうしてこんな作りになっているのか
よく分からないのですが、フロートを痛めそうで何度も付けたり外したりしたくない構造です。

 

 キャブトップ部分の構造です。写真のように2本のボルトで固定されています。PWK28Mは
フラットバルブが特徴なので、VM26のように円形をしていません。取り外すのに工具が必要に
なるのでちょっと面倒になります。

 

 スロットルバルブを取り外すとこんな感じになります。半円形のスロットルバルブが特徴的です。
ニードルのクリップの位置ですが、最初は初期値の上から3段目に合わせておきます。
MAOさんのHPでは上から4段目になっていましたが、雑誌で88ccに取り付けた場合、上から1段目を
選択していました。メインジェットの番号はどちらもほとんど同じだったので、排気量の違いは
クリップの段差で調整できるとの判断なのですが、一体どうなるでしょうね。(^^;

  

 では取り付けに入ります。スロットルワイヤーの問題があるので、ハイスロットルごと丸々
交換してしまいます。左が元付いていた武川、右が交換したキタコのものです。キタコは
最初に感じた通りなんとなく貧相に見えますね。

 

 キャブを交換したところです。私のエンジンはカブ90のシリンダーを使っているので6mmほど
全長が長くなっています。どこかに当たらないかと心配していたのですが、意外にあっさり付きました。

 

 一番心配していたキャブトップ部分です。絶妙の角度でタンクのくぼみの中に収まっています。(^^
少しだけアクセルワイヤーがタンクに接触しているようなので、後でゴム板を貼っておくことにします。

 

 ガソリンホースやエアフィルターを取り付けてこれで完成です。写真だとサイドカバーの部分が接触
しているようにも見えますが、ここもギリギリ当たっていません。(↓写真)

 

 こんな感じでサイドカバーとの間には5mmぐらいの隙間があります。しかしキタコのマニホールドの
角度は絶妙ですね。余計な作業の手間が省けたので助かりました。

 それでは、いよいよエンジン始動です。エンジンはキック数回で掛かったのですが、始動すると
同時にアイドリングが4000回転まで上がってしまいます。慌てアイドリングを下げようとしたのですが
このキャブ、困ったことに普通の工具では調整できません。

 

  このような感じでアイドリングスクリューが下を向いているので、普通の長さの工具が入りません。
しかたなく短いマイナスドライバーを一本用意するために、ホームセンターに走ることに・・・。

 工具を用意してアイドリングを下げると、今度はアイドリングが安定しません。2000回転以下に
アイドリングを落とすと、なぜか自然にエンジンが止まります。(;;
エアスクリューをどうこう調整してもダメのようで、とりあえずこのままの状態で少し試走してみたのですが
意外に普通に走ります。低回転域はガスが濃いような感じですが、それ以外ほとんど問題が
ありません。音がかなり大きくなったのが唯一残念なことですが、メインジェットに関しては
最初の予想通り108番でほぼ決まりのようです。

 アイドリングの不調ですが、他のサイトを見てもほとんどの方が同じような感想を持たれているようで
このキャブの場合、いかに低速域を詰めるかがポイントのようです。まあ今回はセッティングパーツが
豊富にあるので時間さえ掛ければ、なんとかなると思います。こまかいセッティングについては
ある程度方向性が見えた時点でまとめてアップしようと考えているので、今回はここまでとします。

 ではまた次回で!



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