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■武川5速ミッションの装着(その3)


 前回の続きです。前回5速ミッションを組み付ける為の仮組まで作業しました。今回は
いよいよミッションの取り付け作業を行います。

 まずはクランクケースの下準備をします。ケースに残ったガスケットをスクレーパーで剥がして
からオイルストーンで磨いていきます。

 

 こんな感じでケースの合わせ面をキレイにしていきます。あまり磨きすぎると、面が狂うので
ほどほどにしましょう。

 ケースの合わせ面の掃除が終わったら、オイルを付けながら部品を組み付けていきます。

 

 ミッションとクランクにオイルをたっぷり付けながら組み付けていきます。ミッションを入れるときは
ワッシャーを入れるのを忘れないようにしましょう。あと、手でミッションギヤがバラバラにならない
ように押さえながら入れるのですが、最初は慣れるまで大変だと思います。気長にじっくり作業
しましょう。

 それとミッションを入れるときに注意しないといけないのが、カウンターシャフトのオイルシールです。
ゆっくりと慎重に入れないとオイルシールがめくれてしまい、中のスプリングが外れます。

 

 ちょっと無理をすると簡単にダメになる部品ですので、予備を用意しておいた方がいいと
思います。あと新品のオイルシールに交換する場合は、先にカウンターシャフトを通してから
取り付けましょう。先に取り付けてしまうと、新品は馴染んでいないのでシャフトを通すときに
ダメにする可能性が高いです。過去に私はこれで、2,3回失敗しています。(^^;

 一通り部品の取付が終わったら、ケースの合わせ面を脱脂して新品のガスケットを取り付けます。

 

 ケース合わせ用のノックピンを取り付けたら、いよいよケースを合わせてネジ止めしていきます。
ケースのネジを締める時には、対角線上にトルクレンチで何回かに分けて締め付けていくわけ
ですが、長くなるので今回は省略します。

 ケースを締めたら、ギアシフトアームとキックスピンドルの残りの部品を取り付けします。

 

 この時点で部品の組み間違いがないかチェックしたのですが、なかなか思ったように
スムーズにシフトチェンジできません。純正の4速ミッションであれば、シャフトを回しながらシフト
すれば、それなりにチェンジできるのですが・・・。う〜ん。

 5速ミッションを初めて組んだので、これで正常なのかハッキリとわからず。念のために
一度ケースを分解しました。ミッションの組み合わせをチェックしたのですが、特に問題も
なく、バラした状態で色々動作チェックをしていると、ノーマルと比べるとかなり複雑なかみ
合わせをしているようです。

 結局この複雑なかみ合わせのおかげで、手でシャフトを回した程度ではうまくギアがかみ合わない
との判断をし、このまま組み上げてみることにしました。

 途中を省略しまくりですが、クラッチを組み付けていきます。今回は資金不足の為、クラッチは
そのまま使い回します。

 

 本当はコンロッドストッパーでクランクを固定した方がいいのですが、持っていないので
ローターホルダーで代用しています。かなり締め付けトルクが高いので、ローターホルダーを
固定するのに一人だと困ります。

 クラッチの部品を全部取り付けたら、クラッチカバーを取り付けてネジを締めていきます。

 

 これでクラッチ側は完成しました。残り反対側を組み付けていきます。

 タイミングプレートとジェネレーターのコイルを取り付けてから、フライホイールを固定します。

 

 カンで締めても大丈夫だとは思いますが、念のためにトルクレンチで締め付けています。

 残りの部品を組み付けたら、いよいよ腰上の組み付けです。

 

 ピストンを取り付け、シリンダーに通していきます。シリンダーのガスケット面を掃除するのを
忘れていたので、この後もう一度外しています(^^;

 次にヘッドを仮組みしていきます。私のキタコのヘッドは6Vタイプのカムシャフトを使うので
先に取り付けておきます。12Vタイプのカムであれば、後からでも簡単に取り付けられますが
6Vの場合は大変です。先に取り付けられることをお勧めします。

 

 6Vのカムはベアリングが付いていません。オイルの潤滑が切れたら終わりなので怖いです。
今度ヘッドを交換するなら、ベアリングタイプのヘッドにすると思います。

 ヘッドの仮組みが終わったら、新品のヘッドガスケットを取り付けします。
私のピストンはJUNのキットを使用しているので、ガスケットがいつも取り寄せになります。

 

 私の近所ではJUNを取り扱える店がないので不便です。今回も通販で用意しました。
最近、材質がメタルタイプに変更になったので、何回かは繰り返し使えるようになりました。

 ヘッドガスケットを付けてヘッドを取り付けていきます。

 

 カムチェーンが落ちないように、こんな感じで短いヘキサレンチで引っかけておくと
作業しやすいです。

 上死点を合わせてから、カムスプロケットを取り付けします。それが終わったらヘッドを締め付けて
いきます。

 

 左下だけ銅ワッシャーになるので注意してください。なぜそうなるのかは
銅ワッシャーの謎について(ホンダの回答)を見てください。

 対角線上にトルクレンチを使って慎重に締め付けていきます。モンキーのエンジンの場合
ここがかなり重要です。

 ヘッドの締め付けが終わったら、上死点を出してからタペットの調整を行います。

 

 タペットの調整方法については、タペットの調整の方で書いています。

 残りのカバーを取り付けすれば、ようやくエンジンの完成です。2週間掛かってようやく形に
なりました。いや〜長かったです。(^^

  このまま勢いに乗って車体に載せてしまいます。

 

 配線を取り付け、チェーンやクラッチワイヤー、キャブレターなど色々取り付けていきます。
かなり細部を省略しますが、いずれ解説のページを作ります。

 一通りの組み付けが終わったら、最後の仕上げとしてエンジンオイルを入れます。

 

 エンジンの組み付けの時に使って減っていたこともあり、カンに残っていたオイルを
ほとんど入れました。

 後はマフラーを取り付ければ、これで完成です。(^^

 

 久しぶりにエンジンが載っているところを見ました。早速5速ミッションを試したいところですが
今日は見事に

 

 雨・・・。

 

 

  よく降っています・・・。(泣

 まあこの時期だから仕方ないのかもしれませんが、そのまま終わりに
するのも悔しかったので、濡れながら20mぐらい走ってみました。とりあえず5速まで入る
ことは確認できたので、この日はこれで終わりにしました。

 さて、今まで3回に分けて公開してきた5速ミッションの装着ですが、とりあえず形になったので
これで終わりとします。私自身久しぶりのエンジン分解だったこともあり、かなり苦労しました。
おまけにHP用の写真撮りもあったので、思った以上に時間が掛かってしまいました。

 武川の5速ミッションを組んで思ったのですが、作業工程が多くなかなか面倒です。エンジンを
分解するのが初めての方には、ちょっとお勧めできないです。とりあえずノーマルエンジンを
バラして元通りに戻せるのが最低条件ですね。これから装着を考えられている方は、覚悟して
挑んでください。次回は、5速ミッションのインプレッションやギア比のセッティングについて
書きたいと思いますので、ご期待ください。

 ではまた!



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