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■武川5速ミッションの装着(その2)


 前回の続きです。前回ではクランクケースを割るところまで作業しました。今回せっかく半分に
割ったので、ミッションの軸受けベアリングの交換も合わせて行うことにします。

 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、モンキーのミッションでは、軸受けにボールベアリングとニードルベアリングが使われています。しかしパーツリストには、交換用のニードルベアリングの品番が載っていません。ボールベアリングは純正品を注文しなくても、金物屋などで手に入るのですがニードルベアリングは種類が多く、まず在庫では手に入りません。

  昔このことを知って、ニードルベアリングの交換を諦めたことがあるのですが、それから時代は変わり、最近では通販で手に入るようなりました。

 本当は通販で手に入れようかと思っていたのですが色々調べていたら、当HPに相互リンクをして
頂いているMAOさんのHPで、このことが取り上げられていました。

 MAOさんのHPの情報によると、下記パーツ番号で純正部品で取り寄せることが可能とのことでした。

ベアリングの刻印が1412     パーツ91101-121-691
ベアリングの刻印13.5×20×12 パーツ.91101-141-008

 これはTomさんという方の情報だそうで、どうも郵政カブのMD50やMD70の純正パーツの
ようです。 さすが天下のカブ系エンジンですね。色々なところで互換性があります。これ見つけられた
方はすごいですね。よく調べられたと思います。

 ということで早速注文してみました。パーツリストを確認して注文しなかったので、「もし全然違う部品が
届いたらどうしよう・・・」と一瞬思いましたが、ここはMAOさんの人柄を信じることにしました。

   

  届いたものがこれです。無事ニードルベアリングを手に入れることができました。(^^
値段は忘れましたが、2個で1,000円ぐらいだったと思います。

 早速ニードルベアリングの打ち換えを行いたいのですが、困ったことに左側のクランクケースに
付いているニードルベアリングは、片面を塞がれているので簡単に打ち抜くことができません。

 

 こんな感じで奥が塞がれています。これを外すためには、内側からベアリングを抜くアリングプーラーが
必要なのですが、残念ながら私は持っていません。とても高い工具なので、この作業のためだけには
用意できません。ですから、ここは業者にお願いすることにしました。

 クランクケースと交換分のベアリングを業者に預けて数日後に取りに行くと、ベアリングが抜かれた
状態で保管されていました。 理由を聞くと「ケースの裏側が割れているみたいだけど、本当に
交換する?」
というお言葉が・・・。Σ( ̄□ ̄;)!!

 

 これは後から撮った写真ですが、リアのメインシャフトの周辺が削れています。よく見ると
削れた部分にヒビ割れのような跡が・・・(涙

 どうもチェーンがこすれたような跡があるのですが、先に言わせて頂きたいのですが。

 「私は無実です!」(キッパリ)

  元々この6Vのクランクケースは中古で手に入れた物だったのですが、最初から削れていました。
ただ、ヒビ割れが発生しているとは思っていませんでした。 だいたい普通に組んだらこんな部分
削りません。

 このまま使ったら、この部分からオイル漏れを起こすかもとのことですが、まあ仕方ないので
今回はこのまま使うことにしました。 その場でベアリングを打ち込んでもらい、残りの部分は
自分で交換することにしました。

 

 こんな感じで、サイズの合うソケットレンチを使って反対側から叩いて外します。

 で、ここでトラブル発生!

 ニードルベアリングを叩いていたはずなのに、何故か隣のベアリングが・・・。

 

 自然に抜け落ちます・・・もうヤダこんなの(;;

 外れたベアリングを手で入れるとあっさり入ってしまいます。取付の穴をよく見てみると
ベアリングの外側が回った跡がしっかり残っています。

 

 ベアリングの取り付け面に横のスジがはいっているのが分かりますでしょうか?
前の12Vケースでも体験済みなのですが、ケースが終わっているってヤツですね・・・。(泣

 なんでなんでしょうねぇ。12Vよりも6Vケースの方が強いハズなのですが、また同じような状態に
なってしまいました。私のモンキーは実測8馬力以上出ているのですが、ノーマルだと実測で2馬力
ぐらいです。結局、元の4倍以上の馬力に耐えるだけの余裕がないってことでしょうか・・・。

 よく100ccを超えるとクランクケース自体が割れることがあるとか言いますが、ケースが割れなくても
こいういう部分にシワ寄せがくるみたいです。コレを見ると75ccぐらいが一番バランスがいいのかなぁ
とちょっと考えてしまいます。

 「いっそ強化クランクケースにしちゃえよ」という悪魔のささやきもありましたが。(笑

 代替えのケースもすぐには用意できないので、今回はこのケースを使い回すことにします。
気持ちの問題だけかもしれませんが、勝手に外れたベアリングも念のために新品に交換します。

 

 近くの金物屋へ慌てて買いに走りました。 ただのベアリング交換だけだったのですが、
ずいぶん面倒なことになってしましました。この時点で2時間ほどロスをしています。(;;

 ようやくベアリングを全部交換して、いよいよ5速ミッションの組み付けに入ります。
武川のマニュアルを読むと、クランクケースの当たる部分を予め削るように指示があります。

 

 こんな感じでクランクケースの加工方法について写真で、解説してくれています。 こういうところは
さすがに親切ですね。なかなか分かりやすいと思います。この指示に従ってケースを加工していく
わけですが、嬉しいことに6Vのケースだと加工する必要が全くありませんでした。(^^

 

 写真のようにニードルベアリングの周りには、何の出っ張りもありません。加工の必要があるのは
12Vのクランクケースの場合みたいですね。

 あとギヤシフトアームの角を削るように指示があるのでこれも削ります。

 

 ほんの少しだけ角を削ればいいようです。リューターと紙ヤスリを使って加工しました。

  

 左側が加工前、右側が加工後です。写真で見るとほとんど違いがわかりませんね。

 さて、これでリューターを使った加工は終わりです。あとは部品の交換で対応できます。私のミッションは
6Vの物なので、キックスピンドルをAタイプからBタイプに変更します。

 
 上がAタイプ、下がBタイプです。これは前にダメにした12Vのエンジンで使っていたものなのですが、
いつか使う日がくるかもしれないと、大切に保管していました。5速ミッションは一速のギヤ比が変わる
のでBタイプについている、キックギヤを交換します。

 
 左側が元のキックギヤで、右側が武川5速ミッションのキックギヤです。ギヤ比が下がるので
かなり大きくなります。厚みもそれなりに薄くなるので、キックの時は慎重に扱わないと欠けると
よく言いますが実際どうなんでしょうね。

 ここまでくればあと少しで半分の折り返し地点です。交換する5速ミッションを仮組して、オイルを
塗っていきます。

 

 仮組したところです。武川のミッションは最初からある程度組んでくれているので、仮組は結構
簡単です。ただし、過去の教訓から私はメーカーの組み付けを信用していません。念のために
一度分解してから組み直しました。ちなみに組み間違いはありませんでした。

 ここまで組んで思ったのですが、武川のキットに付属している解説書がこの辺から急に
不親切になります。あくまでサービスマニュアルを持っていることが前提の解説です。
初めてエンジンを開ける人には、ちょっと辛いかもしれません。

 さて、これでやっと半分まできました。これから組み付けを行っていくわけですが、今回は長くなった
のでここまでとします。ではまた次回で!



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