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■ブレーキフルードの交換


作業時間

必要部品代
20分〜
1,000円〜(工具代は除く)

交換時期

必要工具

 ブレーキフルードが変色している
 もしくは1年
ごとに交換

 ・メガネレンチ  ・ドライバー
 ・廃油受け皿   ・透明ホース
 ・ウェス(ボロ布)

 ノーマルのモンキーはドラムブレーキ式です。ここで解説しているブレーキフルードの交換は
関係ありません。これはモンキーの定番チューニングである、ディスクブレーキ化を行った場合に
必要となるメンテナンスです。

 ちなみに、よくブレーキオイルという言い方をされますが、正確に言うと「オイル」ではなく
「フルード」だそうです。漢字にすると「油」ではなく「液」になるそうです。

 ブレーキーフルードは大変湿気に弱く、時間と共に少しずつ水分を含んでいきます。一度水分を含んだフルードは沸点が下がり、ブレーキングの高温によって簡単に沸騰します。沸騰したフルードはエアが入り、ペーパーロック現象を引き起こします。これは全くブレーキが効かない状態なので大変危険です。さらにブレーキフルードの水分は、ブレーキ内部の腐食を
引き起こす原因にもなります。

 このようなことから、油圧ブレーキにとってブレーキフルードの管理は非常に重要です。ブレーキの性能を維持する為に定期的な交換が必要になります

 一般的に自動車の場合で1〜2年、オートバイの場合は1年に一回の割合で交換するように
言われます。これは一般的な交換時期であって、ハードな走りをする人など使用状況によっては、
もっと早いペースでの交換が推奨されています。

 今回は私のモンキーに移植してあるNSR50のブレーキを使って解説していますが、車種が
変わっても交換手順はほとんど同じです。モンキー以外の方も参考にして頂ければ幸いです。

画 像

解 説

 まず、サイドスタンドにベニヤ板などを挟み込み、車体をできるだけ水平にします。こうすることでマスターシリンダーを水平に近づることができます。

 ちなみに、あまりやりすぎるとバイクが反対側に倒れます。(過去に400ccのバイクを倒した経験があります)(笑

 次にブレーキキャリパーのブリーザーに透明のビニールホースを取り付けます。

 ホースの先はフルード受け用の空き缶につながっています。

 ブリーザーのネジを締めたり緩めたりくり返すので、写真のようにメガネレンチを間に入れておくと便利です。

 出来るだけマスターシリンダーを水平にした状態で、上蓋を止めている2本のネジを外して分解してきます。

 上蓋を外すと白いプラスチックの押さえとその下にゴムのフタがが見えます。

 この部分をブレーキフルードが他の部品に付着しないように、布を当てながら慎重に取り外します。

※ブレーキフルードは塗装を痛めるので十分注意して下さい。

 取り外すとことのような状態になります。

 半年前に一度交換しているので、ブレーキフルードの状態はかなりキレイです。フルード交換というよりは、今回はエア抜きがメインとなります。

 話が少しそれますが、マスターシリンダーをのフタを押さえているゴムの部分です。

 普段はこのように平らな状態ですが、ブレーキフルードの量が減ってくると、下の写真ように変形します。

 これが変形した状態です。このように変形して、ブレーキフルードの不足分を補います。

 初めてこの状態を見たとき、私は感動しました。本当に良くできていると思います。

デイトナ ブレーキフルード(100ml)

 今回交換するブレーキフルードです。車種により必要量が違うので、不足しない程度のサイズを購入しましょう。もし余った場合、一度開封したフルードは保管できませんので注意して下さい。

 ブレーキフルードはDOT4などというように、後に付く数字で沸点の温度がランク分けされています。

  後に付く数字が大きくなるほど高温に強くなるのですが、同時に吸湿性も強くなるので、長期の使用には向いていません。この辺は使用目的に合わせて選んで下さい。

 それではブレーキフルードの交換に入ります。まずブレーキレバーを数回握りってフルードに圧を掛けます。

 それほど強く握る必要はありませんが、ブレーキレバーを握ったままにして、常に圧が掛かった状態を維持して下さい。

 この状態でブレーキキャリパーのブリーザーを緩めます。ブリーザーを緩めるとフルードがエアと一緒に押し出されてくるので、そのままブレーキレバーをゆっくり握っていきます。

 レバーを完全に握りきる前に、ブリーザーのネジを締め、またブレーキレバーを数回握って、ブリーザーを緩める作業をくり返します。途中フルードが不足してきたら、マスターシリンダー内側のラインまでフルードを補充します。

 この作業を「完全にエアが出なくなるまで」or「フルードが新品に入れ替わるまで」くり返します。この作業が完了したらフルードを規定量まで注ぎ、フタをして完成です。

※完全にレバーを握りきってしまうと、エアが入ってしまうので、常に圧が掛かった状態を維持して下さい。

作業上の注意

 ブレーキフルードは吸湿性があり湿気に対して弱い性質を持っています。できるだけ雨の日は避けて作業をして下さい。それと、液は塗装を痛めたり金属を腐食させます。もし付着してしまった場合は、すぐに拭き取り水でよく洗って下さい。


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