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■エンジンオイルの交換


作業時間

必要部品代
15分〜
1,200円〜(工具代は除く)

交換時期

必要工具

 新車から初回1,000kmで交換
 以後3,000km毎、もしくは6ヶ月ごとに交換

 (ノーマルエンジンの場合)

※改造車の場合、500kmごとの交換など、かなり短いサイクルでの交換が推奨されています。組み込まれるパーツや使用状況によって違ってきますので、事前に確認しておきましょう。

 ・ソケットレンチセット
 ・廃油受け皿
 ・じょうろ(あれば)

 エンジンオイルの交換は、最も基本的なメンテナンスです。エンジンオイルには、金属部の潤滑や保護、
冷却など様々な役割があります。常に熱が加わる過酷な状況で使用されるオイルは、時間と共に汚れ
劣化していきます。よくエンジンオイルは人間の血液に例えられるのですが、劣化したオイルは
エンジン(心臓)に負担を掛け、最悪の場合、故障の原因となります。

 一般的なエンジンの場合、汚れたオイルはオイルフィルターによって濾過されるようになっており
オイルフィルターは消耗部品として定期的に交換されます。

 しかし、モンキーなどのカブ系エンジンは、オイルフィルターを交換するように設計されていません。
オイルフィルターがクランクケースの中に内蔵されている為、クラッチカバーを分解しないとフィルターを
掃除することができません。しかも、オイルフィルターと呼べないような、かなり目の粗い金属メッシュ
なので、大きなゴミしか取ることができません。おそらくコストの問題でこういう構造になったの
だと思いますが、基本的に汚れたオイルはそのままエンジン内を循環されることになります。

 まぁ、こう書いてしまうと不安に思われるかもしれませんが、メーカーが何も対策していないわけでは
ありません。オイルの汚れはクランクケースの中に沈殿し易いように設計されており、クラッチの
遠心力によっても、汚れが分離さるようになっています。とは言っても、あまり気分のいいものでは
ありません。大切にしたいのであれば、こまめなオイル管理が重要になります。

 モンキーのオイル交換は、簡単な作業です。ショップに依頼されるのもいいですが、大切な愛車の
基本メンテナンスなので、ぜひ自分でチャレンジしてもらいたいと思います。

画 像

解 説

 まず最初に軽くエンジンの暖気を行い、エンジンを切ります。エンジンを切った直後は熱いので、少し時間を置いてから交換作業に入ります。

  こうしておくとエンジンオイルが柔らかくなるのと、一度ヘッドに回ったオイルが下りてくるので、抜けるオイル量が多くなります。
※ヤケドには十分注意してください。

 写真は、交換作業を分かり易くする為にマフラーを外しています。

 車体を平らなところに置き、交換作業に入ります。

 赤い丸で囲んだエンジンの底に見える大きなボルトが、オイル交換用のドレインボルトです。この部分を工具で外していきます。

※この赤い丸の隣に少し小さい、ボルトが並んでいますが、これはカムチェーンテンショナーのボルトですので、間違って外さないでください。

 工具を使ってネジを指で回せるぐらいまでかるく緩めます。

 ボルトが下向きについているので、自分から見た場合、回転方向が逆になります。

※熱が加わる部分なので、かなり硬く締まっています。くれぐれも回転方向に注意して下さい。

 ネジを緩めたらオイル受けを底に入れてから、ネジを手で外します。ノーマルの8インチ車の場合、車高の関係で難しいのですが、よく 私は、オイル受けとして空になった牛乳パックに新聞紙を入れて使っています。

 少量のオイルなので、このまま燃えるゴミとして処分しています。

※オイルの処分方法は各自治体によって違います。必ず指定の処分方法を守って下さい。

 手でバイクを真っ直ぐ起こして、オイルを抜いていきます。

 手で支えるのが辛ければ、代わりにサイドスタンドに何か挟んで、出来るだけ水平に近づけます。

 オイルが完全に抜けたらドレインボルトを元に戻すのですが、締め付ける前にシールワッシャーの状態を確認します。

 ワッシャーに大きなキズや歪みがある場合は、新品に交換します。南海部品などで100円ぐらいで販売されています。

 特に問題がなければ、そのまま締め付けます。

 あまり強く締め付けるとワッシャーが歪んで、次の時外れなくなるので、ほどほどにしてください。

 短めの工具を使って、片手で締めるぐらいが丁度いいと思います。

締め付けトルク 2.0〜2.5kg-m

 今回交換するオイルです。少し値段が高いですが、私はホンダの純正オイルを使っています。社外品でもっと安いオイルもありますが、ホンダの純正オイルは、なかなか評価が高いです。(ちなみに写真はS9ですが、ノーマルモンキーの指定銘柄はG1になります。オイルはエンジンの改造内容に合わせて選択してください)

※エンジンオイルは必ずバイク用を使用して下さい。自動車用の物だとモンキーのような湿式クラッチの場合、添加剤の影響でクラッチが滑る恐れがあります。

 オイルゲージを取り外し、オイルを注入してきます。

 普通オイルを購入すると、オイル注入用のノズルを貰えると思いますが、貰ってくるのを忘れたので、今回はじょうろを使っています。
  じょうろが無い場合は、厚紙を丸めたものでも代用できます。

全オイル量 0.8L
オイル交換時 0.6L

 オイルを缶の6割ぐらい注入したら、オイルゲージでオイル量を確認します。

 完全にオイルが抜けていれば、0.8L入るハズですが、通常そこまで綺麗には抜けません。入れすぎると抜かなくてはいけなくなるので、これぐらいで様子を見ます。

 車体を真っ直ぐに立てた状態で、オイルゲージを布で拭いてから挿入します。
※オイルゲージは、真っ直ぐ挿すだけです。ねじ込まないでください。

 オイルゲージを取り出すとオイルの油膜がゲージに残るので、オイル量が規定値に収まるように調整します。

 全てが終わったら、オイルゲージを戻し、エンジンを始動してオイル漏れが無いか確認します。

 特に問題がなければ、これで作業終了です。お疲れ様でした。

作業上の注意

 ドレインボルトを取り外す際には、必ずネジの回転方向を確認して下さい。万が一ねじ山を潰してしまうと、モンキーにはオイルパンが付いていないので大変なことになります。モンキーは、ドレインボルトがクランクケースと一体構造になっています。その為、修理業者にネジ穴のリペアを依頼するには、エンジンを完全に分解することになるので、十分注意して下さい。


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