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■クランクケースカバー取付時の注意

  クランクケースカバー(L)は、スプロケットの交換や、タペット調整、点火タイミングの調整など、様々な
整備や改造でよく開けられます。この部分はネジ3本で留まっているだけなので、簡単に脱着すことが
できるのですが、取り付けるネジの位置を誤ってクランクケースを貫通させてしまったという話を
よく聞きます。正しいネジの締め付けができる方には関係のない話ですが、キタコのマニュアル(虎の巻)
にも注意書きがないようですので、気をつけるポイントをまとめて書きます。

 まずクランクケースカバーのボルトは、年式によって長さが異なります。12Vでは右下の1本だけが
短くなります。

 

 12Vの場合、黄色の○は同じ6×35mmの同じボルトが使われていますが、右下の赤い○の部分は
6×28mmと1本だけ短くなっています。ここに誤って長いボルトを取り付けてしまい、そのまま気付かずに
締め付けた結果、クランクケースを貫通させる方がいます。クランクケースだから、肉厚も十分あると
思われるかもしれませんが、強度に関係のない部分ということもあって、驚くほど薄く作られています。

 もし貫通させてしまった場合ですが、修理するにはクランクケースの交換か、裏側から溶接加工を
行う必要があります。どちらにしろエンジンを完全分解することになるので、かなり手間が掛かる作業に
なります。一時しのぎで、銅ワッシャーを入れてボルトを締めるという方法もありますが、エンジン内部に
破片が混入していることを考えるとお勧めできません。

 それと6V車の場合ですが、6Vの初期と後期でボルトの長さが異なります。6V車の写真が無いので
説明しづらいのですが、Z50JZ〜Z50JB(1300017〜1428813)では、左下だけ6×20mmと短くなり
残り2本のボルトは同じ6×28mmになります。その後の年式では左下と右下の2本が同じ6×28mm
なって、上側の1本だけ6×35mmと長くなっています。

 とまぁ、クランクケースカバーのボルトは年式によって様々です。クランクケースを貫通させない為には
ボルトの位置を覚えるのも一つですが、 そもそも「ボルトは均一に締める」という正しいボルトの取付が
できていれば防げる事故です。複数のボルトで固定されている部品を取り付けるときは、まず手で
締まるところまでボルトを回して、それから工具で締め付けるという順番さえ守れれば大丈夫です。
一本だけボルトが短くなっている場合、誤った位置に取り付けてしまうと、明らかに長さが足りない
部分が出るので、その時点で気付けると思います。

 整備の大半は突き詰めると、ボルトを緩める締めるという作業につきるのですが、一見簡単そうな
ボルトを締めるということが、実は意外と難しいものです。いくら文章で説明しても経験を積まないと
なかなか身につかない部分ですから、焦らずじっくりと作業してください。


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