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今回はクラッチを完全に分解した状態から解説を始めます。まずはこの状態まで分解して下さい。このエンジンはすでに武川の5速ミッションが組み付けられているので、今回はエンジンをフレームに載せたまま作業しています。
作業前にエンジンオイルを抜いておくのを忘れないで下さい。
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まずノーマルエンジンに付属しているカラーをクランクシャフトに挿入します。
※カラーには十分オイルを塗布しておきます。
武川のキットには、この部分のカラーが含まれていないのでノーマル部品を無くさないように注意して下さい。
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次にオイルを塗布してからプライマリードリブンギヤを取り付けます。
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ロックワッシャーを先に入れてから、ユニカルスプリングワッシャを取り付けます。
※ユニカルスプリングワッシャには、取り付け向きがあるので注意して下さい。組み付け向きは純正クラッチのワッシャーと同じです。
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ロックナットを取り付け仮締めします。クラッチアウターCOMPを取り付けた後で締め付けるので、ここでは本締めしないで下さい。
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次にトランスミッションのメインシャフトへ、スラストベアリングシートを取り付けます。
※スラストベアリングシートの突起部がクランクケースに引っ掛かり、回転しない位置に合わせて下さい。
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スラストベアリングに十分オイルを塗布してから、メインシャフトへ取り付けます。
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さらにスラストベアリングの上へ、スラストワッシャを取り付けます。
※スラストワッシャにもオイルを十分塗布して下さい。
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細かい部品が続きますが、スラストワッシャの上にワッシャを取り付けます。
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クラッチアウターCOMPをメインシャフトへ取り付けします。軸受け部分には十分オイルを塗布して下さい。
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ロックナットを締める為、ギヤホルダーやプーリーホルダーを使って、クランクシャフトの回り止めをします。
写真のように今回はプーリーホルダーを使って固定しています。
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クランクの回り止めをした状態でロックナットを指定トルクで締め付けます。
指定トルク 39N/m(4.0kgf/m)
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ロックナットを規定トルクで締め付けた後、ロックワッシャの爪を折り曲げてロックナットの溝に入れます。残りの爪はロックナットに密着させておきます。
※ロックナットを指定トルクで締め付けた後、ロックワッシャの爪がロックナットの溝に合わない場合は、ロックナットを締め付け方向に回して合わせて下さい。
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トランスミッションメインシャフトに、オイルを塗布したクラッチスペーサーを取り付けます。
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クラッチプレッシャープレートとクラッチプレート、クラッチフリクションディスク、クラッチセンターに、あらかじめオイルを十分塗布しておきます。
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先にクラッチセンターとクラッチフリクションディスクの凹凸が見合っていることを確認しておきます。
次にクラッチフリクションディスクの突起部をクラッチアウターの溝に合わせ、同時にクラッチセンターのスプライン(位置合わせの溝)をメインシャフトのスプラインに合わせた状態でクラッチの中身を取り付けます。
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サークリッププライヤーを使ってエキスターナルサークリップを組み付けます。エキスターナルサークリップは角が丸くなっている方を下側に向け、メインシャフトの溝部に取り付けます。
※サークリップは必要以上に広げないで下さい。それとサークリップがメインシャフトの溝に取り付けにくい場合は、メインシャフトを引き上げて作業を行って下さい。
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プレッシャープレートボス部にクラッチスプリング4本を入れ、クラッチリフタープレートをプレーンワッシャと6角ボルトで取り付けます。ボルトを締め付けは、対角に2〜3回に分けて指定トルクで締め付けます。
指定トルク 12N/m(1.2kgf/m)
※クラッチセンターのベアリングにはオイルを十分塗布しておきます。
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クランクケースに残った古いガスケットをスクレーパーで取り除き、クランクケースカバーの合わせ面を整えます。その後、赤い○を付けた部分にノックピン挿入してから、新しいガスケットを取り付けます。
※オイルフィルタースクリーンを掃除してから元に戻すのを忘れないで下さい。
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キックスタータースピンドル部、クランクシャフト部のオイルシールを損傷させないように注意しながら、Rクランクケースカバーを取り付けます。(今回取り付け作業をしているのはマグネシウムクラッチカバーキットです)
フランジボルト8本にアルミワッシャを取り付け、対角に数回に分けて指定トルクで締め付けます。
指定トルク 7N/m(0.7kgf/m)
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オイルフィルタースプリングをRクランクケースカバーオイルフィルター部内の突起部に取り付けます。
その後オイルフィルターを向きに注意して取り付けます。逆に取り付けるとオイルが循環しなくなるので注意して下さい。
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オイルフィルターカバーのOリングにオイルを塗布して、Oリングの噛み込みに注意しながら取り付けます。
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フィルフィルターカバーとクラッチカバーに付いている穴が合わさるように取り付けた後、赤い○を付けた2本のフランジボルトを使ってカバーを固定します。フランジボルトは指定トルクで締め付けます。
指定トルク 9N/m(0.9kgf/m)
※カバーの取り付け向きに注意して下さい。逆に組むとオイルが循環しなくなります。
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ドレインボルトを指定トルクで締め付け、エンジンオイルを800cc注入します。
※クランクケースの分解作業を伴う場合は、850cc注入して下さい。
指定トルク 21.5N/m(2.2kgf/m)
ホールキャップのOリングにオイルを塗布し、キャップを指定トルクで締め付けます。
指定トルク 12N/m(1.2kgf/m)
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クラッチレバーにクラッチケーブルを取り付け、ケーブルに無理が掛からないようにクラッチケーブルレシーバーまで取り回します。
クラッチケーブルのアジャスター部をケーブルレシーバーに取り付けます。クラッチレリーズアーム割り締め部の切り欠きが、広報に向くようにクラッチケーブルエンドをアームに取り付けておきます。
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クラッチレリーズピニオンを時計回りに止まる位置まで回転させレリーズピニオンにワッシャを入ます。
クラッチレリーズアームにレリーズアームスプリングを取り付け、クラッチケーブルを引っ張った状態でアームスプリングをRクランクケースカバーに引っかけます。
レリーズアームにフランジボルトを取り付け、アームを押し込んだ状態でぼるとを指定トルクで締め付けます。
指定トルク 10N/m(1.0kgf/m)
※レリーズアームはクラッチワイヤーを 固定せず、ワイヤーの遊びを最大にした状態で、写真の位置にアームがくるように調整して下さい。
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クラッチレバーにクラッチケーブルを引っかけます。
その後クラッチケーブルのアジャスト部でクラッチの遊びを調整し、ロックナットを指定トルクで締め付けて、ゴムキャップをそれぞれ被せます。
指定トルク 10N/m(1.0kgf/m)
クラッチの遊び:クラッチレバー先端で10〜20mm
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最後に取り外していた他の部品を組み付けて完成です。
組み付け後は、エンジン停止状態でミッションを1速にシフトし、クラッチレバーを握った状態で車両を動かした際、リアホイールが回転しすることを確認します。またクラッチレバーを放した状態はリアホイールが回転しないことを確認して下さい。
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作業上の注意
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今回取り付けをしたマグネシウムタイプのクラッチカバーは、傷に弱いので取り扱いに十分注意して下さい。特にクラッチレリーズアームにレリーズアームスプリングを取り付ける際は、カバーに傷を付けやすいので保護テープを貼っておくなど何か対策をして下さい。
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