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■強化オイルポンプへの交換

 

作業時間

必要部品代
20分〜
(オイルポンプ交換作業のみ)
2,000〜5,000円
(別途各種工具が必要)

効 果

必要工具

 ヘッド周りへのオイル排出量を増やすことで冷却効果を高め、ボアアップしたエンジンの耐久性を確保します。

 ・ドライバーセット
 ・インパクトドライバー
 ・ハンマー (重めのもの)
 ・プラスチックハンマー

   (できればあった方が楽です)
 ・10mmのスパナ×2本
 ・電動ドリル

 強化オイルポンプへの交換作業です。交換する為にはヘッド側とクラッチ側の分解作業が必要に
なります。ですから、普通エンジンをボアアップしたときに一緒にする作業になります。

 オイルポンプの強化に合わせてオフィリスの拡大加工が指示されていると思いますが、この作業は必ず行ってください。結構勘違いされている方が多いのですが、オイルポンプの強化だけしても、オフィリス穴の拡大加工を行わないとオイルの流量は増えません。

 オイルポンプの強化だけの場合、低回転ではオイルの油圧が早く上がるようになって流量が増えるのですが、肝心の高回転時に油圧が上がり過ぎて一定以上オイルが送れなくなります。かえってエンジンの負担になるだけですので注意して下さい。

 あと、オリフィスは必要以上に拡大してもいけません。低回転域で油圧が下がりすぎて
オイル切れを起こす原因となります。かならず指定値を守って下さい。

 ここではオイルポンプの交換作業だけを書いていますので、エンジンの分解手順については
腰上(ヘッド周り)の分解方法」「クラッチ周りの分解方法」を参照して下さい。

 まずオイルポンプを固定している3本のネジをインパクトドライバーで回します。

 かなり堅く締まっているので、ネジの頭をナメないように十分注意して下さい。

※インパクトドライバーを使うときは、重めのハンマーを用意しましょう。

 ネジを取り外して引っ張ればオイルポンプが外れます。外れにくい場合はプラスチックハンマーで軽く叩けば外しやすくなります。

 オイルポンプのガスケットはオイルが浸透している部分なので簡単に剥がせると思います。

 後でもできることですが、せっかく分解したついでなので、オイルフィルターも外して掃除します。オリフィスの拡大加工で切りくずがたまる可能性がありますので、フィルターを元に戻すのはケースを洗浄した後にしましょう。

 オイルポンプを強化タイプに交換する場合、必ずオリフィス穴を拡大することになります。電動ドリルで穴を開けるときに、ヘッド正面から見て左下ののスタッドボルトが邪魔になるので、ダブルナットで取り外します。

 写真のように2個のナットを2本のスパナを使って、互いに逆方向に回して固定します。

 ナットが回らないように固定できたらスパナを使って左に回せば簡単にスタッドボルトが外れます。

 スタッドボルトを取り外した状態です。スタッドボルトの穴の左下にある小さな穴がオイルが通るオリフィスの穴です。

 オイルポンプを交換した場合、この部分を拡大するように指示されます。

 最近では取り付けるオイルポンプのキットによって、最初からドリルの刃がセットになっています。私のキットには付いていなかったので、メーカー指定値の2mmのドリルの刃を用意しました。

 オイルポンプによって推奨値が違いますので、事前によく確認しましょう。

 クランクケースの中に切りくずが入らないように、穴をしっかり塞いでから電動ドリルでオリフィスの穴を広げます。

 アルミは柔らかいので穴を広げるのは一瞬で終わります。やり直しはできないので精神統一して一発で決めましょう。

 穴が空いたら切りくずの洗浄を行います。切りくずが残ってしまうとトラブルの原因となる可能性があるので、洗い油などで念入りに掃除します。

 スタッドボルトを元通りに戻して、新しいガスケットをつけから、強化オイルポンプを組み付けます。念のためオイルポンプが正しく回っているか、オイルポンプシャフトを回転させて確認しておきましょう。

 オイルフィルターを元に戻して、これで完成です。

標準締め付けトルク
(1.0kg-m)

作業上の注意

 オイルポンプを固定しているネジはかなり堅く締まっているので、インパクトドライバーを使うことをお勧めします。インパクトドライバーを叩く時には、他の部分に傷が入らないように十分に注意して安定のよい場所で作業しましょう。


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KTC/インパクトドライバセット
KTC/インパクトドライバセット

固く締まったネジを回す為に
必要な工具です。