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■腰上(ヘッド周り)の分解方法

 

作業時間

必要部品代
30分〜
特になし(別途各種工具が必要)

効 果

必要工具

 エンジンをボアアップするときに必要になる作業です。

 ・ソケットレンチセット
 ・10mmのスパナ
 ・ドライバーセット
 ・六角棒レンチ(ヘキサゴンレンチ)
 ・ラジオペンチ
 ・スクレーパー
 ・プラスチックハンマー


 エンジンの分解作業です。今回はエンジンを降ろした状態で作業していますが、ヘッド周りの分解だけなら降ろす必要はありません。フロントタイヤの空気を抜いてタイヤを潰し、フロントフェンダーをずらせば、フレームに積んだ状態でも作業することは可能です。
注 (汚れやホコリなどゴミが進入する可能性が高いので、できれば降ろすことをお勧めします)

 エンジンの降ろし方については、「エンジンの降ろし方」を参照して下さい。

 腰上の分解だけならそんなに難しい作業ではありませんが、次につながる大切な行程なので
確実に作業しましょう。

 エンジンをエンジンスタンドなど何かに載せて作業をしやすい状態にします。

 私の場合はあまりいい方法ではありませんが、部屋の中の作業なのでオイルが垂れないようにケースの中で分解しています。ちゃんとした作業用の倉庫が欲しいです・・・。 (^^;

 それでは分解作業に入ります。まずヘッドの赤い○を付けた3箇所のボルトを取り外します。

 真ん中のボルトだけ反対側につながっているので、かなり長くなっています。

 ネジが外れたらヘッドのサイドカバーを取り外します。ここはオイルが潤滑している部分なので、引っ張れば簡単に外れると思います。

 私のヘッドは6Vタイプのものなので、カムの軸受け周りの形状が12Vとは違いますが、作業手順は同じです。

 後からでもできる作業ですが、スクレーパーを使って古いガスケットを取り除いておきます。

 ここから後では省略していますが、ヘッドを使い回す予定の方は、要所要所でガスケットを取りながら作業すると後が楽です。

(この作業はヘッドを使い回さない方には関係がありません)

 反対側のカバーを取り外します。ここも比較的簡単に外れると思います。

 カムを取り外す前の準備としてヘッドの上死点を合わせておきます。写真のようにフライホイールのTのマークをケースの切り書きと合わせます。

 写真はありませんが、この状態でヘッドのカムスプロケットの○印が切り書きと合うことを確認します。合わない場合はカムがバルブを押している状態ですので、クランクをもう一回転させます。

 ヘッドの上下に付いているタペットキャップを外します。この後、ヘッドを固定している4箇所のナットを外してヘッドーカバーを取り外します。

 写真では分かりませんが、ヘッド正面から見て左下だけ銅ナットが使われています。必ず元の位置を覚えておいて下さい。

 ヘッドカバーの固着が酷い場合は、プラスチックハンマーなどで痛めないように慎重に叩きながら外して下さい。

 カムを取り外す為に上下のタペットを緩めます。

 12Vのノーマルカムであれば、そのまま外せないこともないですが、6Vタイプの場合は、タペットを緩めておかないとカムが外れません。

 カムスプロケットをカムに固定しているボルトを外して、カムスプロケットを取り外します。

 6Vタイプのカムは3本のボルトで固定していますが、12Vタイプは2本になります

 反対側から押してカムを取り外します。途中で引っかかった場合は、軽く左右に回しながら押してやると取れます。

 私のモンキーは6Vタイプのカムなので、軸受けにベアリングが付いていません。

 ヘッドを根本で固定しているボルトを取り外します。これでヘッドが外れる状態になります。

 引っ張ってヘッドを取り外します。固着して外れない場合は、プラスチックハンマーで軽く叩くと外れやすくなります。

 これは補足になりますが、ボアアップキットでロッカーアームを使い回す方は、このようにボルトを引っかけて引っ張れば外れます。

 シリンダー横に付いている、カムチェーンのガイドローラーを固定しているボルトを外してガイドローラーを取り外します。

 シリンダーを根本で固定しているボルトを外して、シリンダーを引っ張って外します。

 ラジオペンチを使ってピストンピンを固定しているクリップを取り外します。

 この部分はかなり固いのでピストンにキズを入れたり、飛ばさないように注意して下さい。不安な方はクランクケースの穴を何かで塞いでおくことをお勧めします。

 ピストンピンの固定用のクリップは両サイドに付いていますが、片側だけ外せばピストンピンを取り外せます。

 ピンが固くて手で押しても外れない場合は、割り箸など柔らかいもので反対側から押してやると外れます。

 ピストンピンが外れれば後は簡単にピストンが取れます。

 お疲れ様でした。これでヘッド周りの分解作業は完了です。

作業上の注意

 初めて開けるエンジンの場合、熱によってガスケットが固着してしまいなかなか外れません。外れないからといって焦らず、時間を掛けてゆっくり作業しましょう。できるだけ部品は叩かないことが理想ですが、どうしても外れない場合はプラスチックハンマーで叩く場所を考えながら慎重に作業して下さい。強度のない場所を叩いてしまうと、部品が欠けてしまうことがあります。


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