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■エンジンの降ろし方

 

作業時間

必要部品代
60分〜
特になし(別途各種工具が必要)

効 果

必要工具

 モンキーのフレームからエンジンを降ろすことで、クランクケースの分解をすることができるようになります。
 ミッションやクランクを交換する場合、必ず必要になる作業です。

 ・ソケットレンチセット
 ・10mmのスパナ
 ・ドライバーセット
 ・メンテナンススタンド

  (他でも代用できますが、あった方が楽です)
 ・ペンチ(先の細い物)
 ・スプリングフック(あった方が楽です)

 この作業は、モンキーのエンジンをクランクケースから分解するときに必ず必要になる作業です。
ヘッドやシリンダーなど、いわゆる腰上だけの交換なら降ろさなくても分解可能ですが、ゴミの進入や
作業効率を考えると、できれば降ろすことをお勧めします。

 エンジンの積み降ろしは作業工程も多く、なかなか面倒です。作業手順はモンキーの改造状況や
年式によっても変わってきます。今回の解説は私の場合ですので、みなさまのモンキーでは、
また違う部分もでてくるかと思います。

 最初はサービスマニュアルを参考にして、部品の取付位置をしっかり把握しながら作業して下さい。

 エンジンを降ろす為には、リアをジャッキアップする必要があります。スタンドに載せてしまうと不安定になるので、あらかじめ堅く締まったネジを緩めておきます。

 まずリアのアスクルシャフトを緩めます。

 そして次に意外な盲点かもしれませんが、シリンダーヘッドのタペットキャップを緩めておきます。

 この部分は熱でかなり堅くなっているので、ネジの頭をなめないように注意して下さい。エンジンを降ろしてから回そうとするとかなり苦労します。

 リアタイヤをメンテナンススタンドに載せます。

 スタンドがない場合、壁に立て掛けたり、ロープでフレームをつったりする方法もありますが、やっぱり専用スタンドが安心です。

 ただし値段がかなり高いので、どうしても難しい方は木の板を組み合わせて自作する方法もあります。自作方法についはここでは書きませんが、興味のある方は挑戦してみて下さい。

 大きなものから順番に外していきます。まずマフラーを取り外します。

 取り外し方法はマフラーによって違いがあるので、ここでは省略します。

 次にガソリンコックを閉めてから、キャブレターを取り外します。

 このままキャブがぶら下がった状態でもエンジンは降ろせますが、作業効率が悪いので今回は取り外します。

 キャブを取り外す為には、ドレインボルトからガソリンを抜いたり、アクセルワイヤーを取り外す必要があります。作業手順は省略します。

 このようにキャップ部分を残して完全に取り外してしまいます。

 雑誌などを見ているとスロットルバルブを残している場合もありますが、私はニードルを痛めたくないので取り外すことにしています。

 リアブレーキを取り外す為、リアブレーキのアジャスターナットを取り外します。

 リアブレーキのリターンスプリングとストップスイッチのスプリングを取り外します。

 ラジオペンチでも外せないことはないですが、スプリングフックがあれば簡単に外れます。持っていれば次に取り付ける時が楽ですので、できれば用意されることをお勧めします。

 エンジン底についている4本のボルトを取り外して、ステップと一体になっているサイドスタンドを取り外します。

注:サイドスタンド警告灯が付いている場合は先に配線を外しておいて下さい。

 プラグコードとクラッチワイヤーを取り外します。クラッチワイヤーは先にアソビ調整してケーブルの張りを緩めておくと外しやすいです。

 私はいつもクラッチのアームを手で押しながら力業で外しています。どうしても外れない場合は、クラッチプレートを外してクラッチ本体のアソビを調整します。

 あと、もっと先に取り外してもよかったですが、キックペダルも取り外します。

 これでクラッチ側の部品は一通り外せたので、反対側を外していきます。

 シフトペダルを取り外してから、クランクカバーを固定している3本のボルトを取り外すとカバーが外れます。

 サイドカバーを取り外してバッテリーを取り外します。

 バッテリーの先についている白い部分は、爪の部分を指で挟んで引っ張れば外れます。

 エンジンにつながっている配線のコネクターを取り外します。

 フロントスプロケットを固定する2本のボルトを外してフロントスプロケットを取り外します。

 タイヤを浮かせた状態だとスプロケットが回転してしまうので、1速にギヤを入れておくと簡単に回せます。

(解説はクラッチ側から分解してしまいましたが、メンテナンススタンドに載せる前に、クランクカバー側を分解した方がよかったかもしれません)

 フロントスプロケットを取り外した状態です。チェーンの張りが強すぎて外せない場合はチェーンアジャスターを緩めます。

 垂れたチェーンが汚れないように、下に何か布を敷いておきます。

 今回はクランクケースまで分解するので、エンジンオイルを抜いておきます。

 ここまでくれば、あと少しです。エンジンを固定している2本のボルトを外すとエンジンが降ろせます。

 いきなり両方は無理なので、まず下側のボルトを先に外します。その後、手でエンジンを落とさないように押さえながら、ゆっくりとボルトを抜いていきます。

注:エンジンはかなり重いです。一人でする場合は力業になるので、初めての方は二人で作業することをお勧めします。

 これでようやくエンジンが降ろせました。エンジンは意外と安定が悪いので、地面に置くときには倒れないよう注意して下さい。

 せっかく降ろしたので、後の作業のことを考えてエンジンを洗っておきましょう。そうすれば分解の時に、よけいなゴミの進入を防げます。(洗うときには中に水が入らないよう十分注意して下さい)

作業上の注意

 いざエンジンを降ろすとなると、様々な工具が必要になります。分解の途中で工具を買いに走るのは大変ですので、予め必要な工具を十分確認をしておきましょう。初めてエンジンを降ろされる方は、じっくりと時間を掛けて作業されることをお勧めします。

 あと私のようにマンションの自転車置き場で作業するのは正直厳しいです。分解したまま2〜3日放置しても問題ない場所を確保しましょう。(これが一番難しいかも)


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